英各地で大雪、交通機関混乱 空の便の欠航や遅れ相次ぐ
(CNN) 英国を襲った今年最大の暴風雪の影響で10日、各地が大雪に見舞われ、道路や公共交通機関が混乱に陥った。空の便にも大きな影響が出ている。
特にイングランド中部とウェールズでは、所によってわずか数時間で30センチ近い雪が積もった。北アイルランドも大雪に見舞われた。
ロンドン中心部も寒波の到来で雪に覆われ、ヒースロー空港では便の欠航や遅れが相次いでいる。
同空港は、英国と欧州全土で便の運航に支障が出ているとして、出かける前に運航状況をチェックするよう乗客に呼びかけた。
10日にロンドンへ戻ったCNNの関係者によると、同空港を出発する便はゲートを離れる前から遅れが生じ、到着する便は滑走路上で何時間も待たされている。同関係者が乗った便も、ゲートに到着するまで3時間も待たされ、パイロットからはロンドンに着陸して2時間たった後に、さらに20~30便がロンドンに到着して待機しているとの説明があったという。
バーミンガム空港でも便の運航に支障が出ており、レスターシャー州では車が立ち往生して高速道路が通行止めになった。
スコットランド、ウェールズ、北アイルランドおよびイングランド西部の大部分では、夜に入って気温が2017年で最も低いマイナス11度まで低下した。
気象当局は、地方の集落が孤立する恐れもあるとして警戒を促している。