サッカーチームの少年ら13人行方不明、洞窟内に閉じ込めか タイ
バンコク(CNN) タイ北部でサッカーチームに所属する十代の少年12人とそのコーチ1人が、国立公園の洞窟に入った形跡を残して行方不明となり、捜索活動が行われている。狭い水路を横切って洞窟の奥へ入ったものの雨で水路の水かさが増し、洞窟の奥に取り残されている可能性がある。
タイ北部の国立公園を訪れていたチームの13人は、現地時間の23日午後1時以降、消息が途絶えた。公園の当局者が、立ち入り禁止となっていた洞窟の入り口に複数の自転車が止められているのを見つけている。
公園の当局者はCNNに対し、「ここまでほぼ24時間捜索を行っているが、多くの制限がある。洞窟は真っ暗で、場所によっては酸素が非常に薄い。雨も降り続いており、われわれの作業を困難にしている」と述べた。
公園関係者や地元警察に加え、タイ海軍の特殊部隊の隊員17人も捜索活動の支援のため派遣された。水路の水の透明度が十分なら、ダイバーを捜索に向かわせる予定だという。
タイ北部には自然のままの洞窟が複数あることで知られており、世界中から観光客が訪れる。問題の洞窟も地元の探検家などの間では有名なスポットになっていた。