キャサリン妃の写真掲載の仏誌に賠償命令 王子夫妻は「歓迎」
(CNN) ウィリアム英王子の夫人キャサリン妃のトップレス写真が流出した問題で、フランスの裁判所は18日、写真を掲載した仏芸能誌「クローザー」に損害賠償の支払いなどを命じた。英王室は、王子夫妻がこの決定を「歓迎している」との声明を出した。
王室はクローザーを相手取り、損害賠償や写真公開の差し止めを求める訴訟を起こしていた。裁判所は王室側の主張を認め、クローザー側に2000ユーロ(約20万円)の支払いを命令。さらに写真を24時間以内に王室側へ引き渡し、誌面やインターネット上に掲載しないよう命じた。写真の引き渡しが遅れた場合は、1日につき1万ユーロの支払いを科すとしている。
王室はさらに、クローザーと写真を撮影したカメラマンをプライバシー侵害の疑いで仏検察に刑事告訴している。
一方、同様の写真を掲載したアイルランド紙「アイリッシュ・デーリー・スター」は廃刊が検討されていたが、18日の取締役会で、内部調査の結果が出るまで結論を持ち越す方針が決まった。調査には2~3週間かかる見通しだという。