米NBAから中国人選手消える 巨大市場への足がかりも消滅?
(CNN) 10月に開幕を迎える米プロバスケットボール協会(NBA)だが、新シーズンは中国人プレーヤーの活躍を見ることはできないかもしれない。中国という巨大市場への浸透を図りたいNBAにとって、中国人選手がゼロという状況は痛手となりそうだ。
中国人選手イー・ジャンリャンは26日までに、ダラス・マーベリックとの契約を延長しないことを明らかにした。イー選手は出場機会を得るため、古巣である中国の広東サザンタイガースと1年契約を結んだ。
NBAを代表するプレーヤーの1人、ドウェイン・ウェードは以前、CNNの取材に対し、フットボールなどと比べるとバスケットボールの世界的な人気はまだ低いとの見方を示していた。
中国人として最初にNBAでプレーしたのはワン・ジージーで2001年のことだった。その後、ヤオ・ミンがヒューストン・ロケッツで活躍したことで、中国でのNBA人気に火が付いた。
11~12年シーズンは台湾系米国人のジェレミー・リンが活躍したことでアジアでもNBAに注目が集まっていた。