仏俳優ドパルデューが富裕税反発で国籍放棄 ブリジット・バルドーも動物愛護で?
財政再建を図るオランド大統領は年収100万ユーロ(約1億1500万円)を越える富裕層に75%の所得税を課す方針を表明。ロシア通信によると、同国の所得税は一律13%となっている。
ドパルデュー氏は、過去45年間にわたり計1億4500万ユーロの税金を支払い続けたとし、昨年は収入総額の85%に当たる所得税に応じたと述べた。
ロシア通信によると、ドパルデュー氏はロシア語習得を始めるとし、同国国民や歴史、作家、文化、思考の方法への愛情も明らかにした。同氏は以前、ロシアの帝政時代を題材にした映画に出演したこともある。父親は共産党員で、子どもの時にはモスクワのラジオ放送を聴取していたという。
プーチン氏によるロシア国籍の授与は、ドパルデュー氏が約2週間前、仏紙ルモンドの取材に他国から国籍付与の申し出があるとし、「プーチン(大統領)は既に私に旅券を贈ってくれた」と冗談を飛ばしたのがきっかけだった。
映画産業関連サイトによると、ドパルデュー氏は1967年以来、少なくとも195本の映画に出演してこれまで数々の賞を受け、ナイト爵位も贈られた。1990年の映画「グリーンカード」では米国での永住権を得るため米国人女性と結婚する役を演じた。