イラン、映画「アルゴ」めぐり米制作者を提訴の構え

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イラン、「アルゴ」めぐり米制作者を提訴の構え

(CNN) 在イラン米国大使館の人質救出作戦を描いて今年のアカデミー作品賞を受賞した米国映画「アルゴ」(ベン・アフレック監督)を巡り、イランが米ハリウッドの制作者を提訴する構えを見せている。

イランの国営プレスTVはアルゴについて「反イランの宣伝映画」とこきおろし、「イラン人を感情的になりやすく道理が通らず気が狂っていて非道な国民として描く一方で、米中央情報局(CIA)の工作員は国を愛する英雄として描いている」と批判した。

プレスTVによれば、イランの当局は提訴に向けて、世界的に有名なフランス人弁護士と交渉を持ったいう。この弁護士は「私がイランを弁護して、ハリウッドがイランのイメージをゆがめる目的で制作した『アルゴ』のような映画に対抗する」とコメントしている。

アルゴは2012年に公開され、アカデミー賞のほか、ゴールデングローブ賞の監督賞などを受賞した。事件に関するこれまでの説明を忠実に再現するよりも、実話を題材に構成したと主張している。

イラン国営メヘル通信は、イランがこの作品に対抗する目的で、米国人の人質約20人がイラン革命派によって米国に引き渡された経緯を描く映画「ザ・ジェネラルスタッフ」を制作する計画だと伝えている。

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