米ゴルファー2人、朝鮮半島情勢の緊迫化で大会不参加を発表
(CNN) 韓国で25日に開催予定の男子ゴルフ選手権で米国人ゴルファー2人が軍事的緊張が高まる朝鮮半島情勢を理由に出場を取りやめたことがわかった。
不参加を決めたのは2007年の米マスターズを制覇したこともあるザック・ジョンソンとダスティン・ジョンソン両選手。
ザック選手は北朝鮮による韓国に対する威嚇や弾道ミサイル発射の可能性などに言及し、リスクを負いたくないと主張。米中部アイオワ州デモインの地元メディアによると、妻や母親、娘の反対もあったという。
ダスティン選手も同様の懸念を示した。ザック選手は世界ランキングで30位、ダスティン選手は19位。
2人が棄権したのは、欧州ツアーにも組み込まれるバランタイン選手権で、ソウルから南へ約60キロ離れた仁川(インチョン)で25日に開幕予定。
同選手権の主催団体は欧州ツアーの公式サイトで声明を出し、大会は予定通り開かれると主張。注意すべき最新情勢の完全な把握に努めているとし、外務省を含む韓国政府当局者とも接触し、同国への訪問者へのリスクが増しているとの警告は受けていないと主張した。