カンヌで「スター用」宝石1億円盗まれる、映画祭2日目
(CNN) カンヌ国際映画祭が開催されているフランス南部カンヌのホテルの部屋から100万ドル(約1億300万円)相当の宝石が盗まれた。カンヌ近くの都市ニースの警察が17日に明らかにした。
カンヌでは15日から26日までカンヌ国際映画祭が開催されており、盗難があったのは2日目の16日夜だった。盗まれたのは、映画祭の公式スポンサーであるスイスの宝飾品ブランド「ショパール」の宝石だ。ショパールは15年前から同映画祭の最高賞パルムドールのトロフィーを提供している。
ニース警察によると、宝石はカンヌのカルノ通り沿いにある「スイートノボテル」ホテルの一室から金庫ごと盗まれたという。
その部屋にはショパールの従業員がいたが、現地時間午後8時から午前3時まで夕食のため部屋を空けた。そして夕食後に部屋に戻ると、宝石が入った金庫がなくなっていた。金庫は部屋の内側から取り外され、持ち去られたという。盗まれた宝石の詳細は明らかにされていない。
盗難が発生した16日、カンヌ映画祭では偶然にも、映画「ハリー・ポッター」シリーズに出演する女優エマ・ワトソンが10代の窃盗団のリーダーを演じるソフィア・コッポラ監督の最新作「ザ・ブリング・リング」が上映されていた。