デモの中でコンフェデ杯決勝、ブラジルがスペイン下す
(CNN) サッカーの2014年ワールドカップ(W杯)の前哨戦といわれる「コンフェデレーションズカップ」の決勝が6月30日、ブラジル・リオデジャネイロのマラカナン競技場で行われ、開催国ブラジルが3―0でスペインを下して優勝した。
大会期間中にブラジル全国に拡大した反政府デモは決勝当日も続き、会場周辺では厳戒態勢の中、デモ隊と機動隊の衝突も報告された。デモ隊は同国で開催されるW杯を予算の無駄遣いと批判し、汚職疑惑などに抗議している。
スタジアム内では、ブラジル代表が開始直後にフレジ選手のゴールで先制。前半終了間際にネイマール選手が追加点、後半2分にフレジ選手が2得点目を挙げ、前回W杯王者のスペインを完封した。
ブラジルのチームカラーの黄色に染まった場内は、試合終了のホイッスルとともに大歓声に包まれた。
この日サルバドルで行われた3位決定戦では、イタリアがPK戦を制してウルグアイを破った。