米女優カレン・ブラックさん死去 「イージー・ライダー」に出演
(CNN) 米女優カレン・ブラックさんが8日、がんのために死去した。74歳だった。
ブラックさんは、1960年代にオフブロードウェーの舞台で演劇の経験を積み、65年にブロードウェーデビューを果たした。
翌66年にフランシス・フォード・コッポラ監督の映画「大人になれば」で映画デビュー。69年にデニス・ホッパーやピーター・フォンダと共演した「イージー・ライダー」で脚光を浴び、70年にはジャック・ニコルソンと共演した「ファイブ・イージー・ピーセス」でゴールデン・グローブ賞の助演女優賞を受賞、アカデミー賞にもノミネートされた。
ブラックさんのがんとの闘いは長期にわたった。欧州での治療を希望し、そのための費用をインターネット上で募り、数千ドルを集めた。しかしブラックさんの夫が7日、ブラックさんが死去する数時間前に、病状の悪化を理由に渡欧を断念したことを明らかにしていた。