モロッコのカサブランカ、南米王者を破り決勝へ クラブW杯
(CNN) サッカーのクラブ王者を決めるクラブ・ワールドカップ(W杯)は18日、モロッコのマラケシュで準決勝が行われ、開催国枠で出場のラジャ・カサブランカ(モロッコ)がアトレチコ・ミネイロ(ブラジル)を3-1で下して決勝に進んだ。
世界的な知名度はそれほど高くないカサブランカが、元ブラジル代表ロナウジーニョ選手(33)を擁する南米王者の夢を打ち砕いた。カサブランカは21日の決勝で欧州王者のバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)と対戦する。アトレチコは同日、広州恒大(中国)との3位決定戦に臨む。
2002年のW杯のブラジル優勝など、これまで幾多のタイトルを手にしてきたロナウジーニョ選手は、来年のブラジルW杯開催を前に、クラブW杯のタイトルを母国に持ち帰りたいところだった。
後半、先制したのはカサブランカのヤジョーリ。だがロナウジーニョが得意のFKを決めて同点に追いつき、クラブW杯初出場のミネイロを世界クラブ王者にする夢をつないだ。
だがミネイロのDFレーベルがヤジョーリを倒したことでカサブランカのPKとなり、これが決まってカサブランカが1点リード。ミネイロは懸命に追加得点を狙うも、カサブランカはマビデが3点目を入れて勝利を確実にし、最後は3万5000人のサポーターとともに歓喜に沸いた。