浅田真央とキムヨナが最終決戦、「銀盤の女王」は誰に
浅田、キム両選手はともに1990年生まれ。誕生日は20日しか離れていない。2人とも2005年から国際大会に出場し、常に比較されてきた。浅田選手は得意のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)をはじめとする技術力、キム選手は表情豊かな芸術性が高く評価されている。
キム選手は昨年のインタビューで、浅田選手について「ジュニア時代から比べられ、常にライバルだと思ってきた。互いに避けたい相手である反面、彼女の存在はいつも私にやる気と刺激を与えてくれた」と話した。
浅田選手はひと足先にソチ入りして団体戦に出場したものの、トリプルアクセルの失敗で3位に終わった。トリプルアクセルは浅田選手の最大の武器だが、前回五輪後に成功率が落ち、修正に取り組んできた経緯がある。
対決の結果、キム選手が金メダルを手にすれば、五輪の女子フィギュア史上3人目の2連覇となる。一方、先月の全米選手権で優勝した米国のグレイシー・ゴールド選手(18)が一騎打ちに割って入り、名前の通り金メダルを獲得する可能性も残されている。