ネイマール移籍でバルサに脱税容疑、捜査拡大
(CNN) サッカーのスペイン1部リーグ、バルセロナがブラジル代表FWネイマールの獲得を巡り脱税を行ったとされる事件で、捜査を担当する裁判所の判事は21日までに、同クラブに対する捜査を拡大することを明らかにした。
検察は、バルセロナが移籍に関してネイマール側と2011年と昨年に交わした契約に絡んで900万ユーロ(約13億円)を脱税したとみている。今回の捜索拡大は検察からの要請を受けたもの。
ネイマールは昨年6月にサントス(ブラジル)からバルセロナに移籍。代理人を務める父親とバルセロナの交渉は11年後半に始まった。
バルセロナは公式ウェブサイトで19日、声明を発表。移籍は「入手可能なあらゆる情報に照らして、常に法律を順守して行われた」と主張した。
判事はすでに、移籍を巡ってバルセロナのサンドロ・ロセイ前会長が不正を行った容疑でも捜査を開始。契約当事者が偽の契約書を作っていたとみて調べを進めているという。
ロセイ前会長は今年1月、移籍交渉で不正があったとの告発があった後に辞任。不正については否定している。