「サウンド・オブ・ミュージック」モデル一家、最後の1人死去
(CNN) ジュリー・アンドリュース主演の名作映画「サウンド・オブ・ミュージック」(1965年)のモデルとなったトラップ一家の娘の1人、マリア・フォン・トラップさんが米バーモント州の自宅で死去した。99歳だった。親族が22日に明らかにした。
トラップさんはオーストリア出身で、米バーモント州ストウに住んでいた。18日に亡くなったという。
父のトラップ大佐と前妻の間に生まれた7人きょうだいの3番目。1938年、ナチスに占領されたオーストリアを逃れて一家で米国に移り住んだ。映画に描かれたファミリー合唱団の中で存命していた最後の1人だった。生涯独身で、晩年はパプアニューギニアで伝道活動に携わった。
サウンド・オブ・ミュージックは、一家の家庭教師としてやって来て、後にトラップ大佐の2番目の妻となるマリアさんの執筆した物語が原作。アカデミー賞で作品賞など5部門を受賞した。
原作者のマリアさんは1987年に死去。トラップ大佐との間に3人の子どもをもうけた。