コンゴのサッカー場で暴動、15人が死亡

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CAFのハヤトウ会長(左)とFIFAのブラッター会長

CAFのハヤトウ会長(左)とFIFAのブラッター会長

(CNN) アフリカ中部のコンゴ民主共和国(旧ザイール)の首都キンシャサで11日、サッカーの試合中に観客らの暴動が起き、15人が死亡、20人が負傷した。

スタジアムでは有名チーム同士の公式戦が開催されていた。試合の終盤、1―0で負けていた地元チームのファンらがグラウンドに石などを投げ始めたため、警察が催涙ガスを発射。出口付近に殺到した観客らが折り重なるように転倒して死傷者が出た。

アフリカ・サッカー連盟(CAF)によると、観客らの転倒でスタジアムの壁やゲートが崩壊した。このスタジアムは1974年にボクシングのモハメド・アリとジョージ・フォアマンが対決したことで知られる。

CAFのハヤトウ会長は暴力行為を非難し、コンゴ・サッカー協会と同国政府に徹底調査と再発防止策の確立を求めた。

国際サッカー連盟(FIFA)のブラッター会長は、世界のサッカー界を代表して遺族らに弔意を表した。

コンゴ東部ブテンボでは08年、サッカーの試合中にファンが石を投げて警官が催涙ガスを発射し、子どもたちを含む13人が死亡していた。

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