錦織、ナダル戦を途中棄権 テニス・マドリードオープン決勝
(CNN) テニスのマドリード・オープンは11日、男子シングルス決勝が行われ、ラファエル・ナダル(スペイン)が錦織圭に勝利し優勝を果たした。錦織が第1セットを2-6で先取し、第2セットをナダルが6―4で取り返して迎えた第3セット、3―0とナダルがリードしたところで錦織が棄権した。
錦織は試合開始後、ナダルに対して優勢に試合を展開したものの、第2セットの第7ゲームでトレーナーが呼ばれた後から動きが落ちた。錦織は前日の準決勝以降、腰に痛みを抱えていた。
錦織は試合後、「今日の決勝戦で起きたことはとても残念だった。体に痛みがあり、戦おうとしたが今日のナダルは状態が良すぎた。おめでとうと言いたい」と語った。
ナダルは錦織に対して、「とても残念だ」と語り、「素晴らしい選手だ」と健闘をたたえた。
錦織は世界ランク9位に上り、日本人選手として初のトップ10入りを果たした。