ストーンズ公演再開、ジャガーさん恋人の死乗り越え
(CNN) 英ロックバンドのローリング・ストーンズが26日夜、ノルウェーのオスロで2カ月ぶりにコンサートを開き、50周年記念の世界ツアーを再開した。同バンドはボーカルのミック・ジャガーさんの恋人ローレン・スコットさんが3月17日に死去して以来、公演を中断していた。
スコットさんは元モデルのファッションデザイナーで、死亡当時の年齢は49歳。ジャガーさんとは2003年から交際していた。死因について米ニューヨークの検視当局は、首をつったことによる自殺と発表した。
ジャガーさんは訃報を受け、「恋人そして親友が、なぜこのような形で命を絶ってしまったのか、まだ理解できずに苦しんでいる。私たちはともに素晴らしい年月を過ごし、素晴らしい人生を築いてきた。彼女は素晴らしい存在であり、その才能を誰もが尊敬していた」との談話を出していた。
スコットさんは遺言で、900万ドル(約9億円)相当の不動産をジャガーさんに残した。金銭問題を抱えていたとも報じられたが、代理人はそうした報道について、「不正確であるばかりか、ローレン・スコットの思い出を著しく傷つけるもの」と批判している。
当時ストーンズはオーストラリアに滞在中で、訃報を受けて同国とニュージーランドで予定していた7公演は中止になり、10~11月に延期された。