中国で薬物使用歴ある有名人の出演・放送を禁止

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北京(CNN) 中国のメディア監視機関、国家ラジオ映画テレビ総局(SARFT)が国内メディア各社に対し、過去に薬物使用や売春で逮捕歴のある有名人を映画やテレビに出演させないよう命じていたことが、中国国営紙チャイナデイリーの報道で明らかになった。

SARFTは、違反行為を犯したタレントは番組に出演させないとし、それらのタレントが過去に出演した番組も放送すべきではないと述べた。この決定はテレビ・ラジオ番組の他、映画や広告にも適用される。

SARFTは声明の中で、犯罪をした有名人の出演を禁じることにより「前向きなエネルギーが広がり」また「前向きな環境が作られる」としている。

中国政府は最近、薬物、賭博、売春の撲滅に力を入れている。

今年2月、中国南部東莞市で風俗業の一斉摘発が行われ、警察が2000カ所を家宅捜索し、900人以上が拘束された。またチャイナデイリーによると、中国公安部は9月、今後108の都市で薬物の製造・販売の新たな取り締まりを行うと発表したという。

一連の取り締まりで、これまで多くの有名人が逮捕されている。8月には人気映画俳優ジャッキー・チェンさんの息子で俳優のジェイシー・チャン容疑者(32)が薬物使用の疑いで北京で逮捕された。

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