UEFA、乱闘でセルビアとアルバニアを処分
(CNN) セルビアの首都ベオグラードで14日に行われた欧州選手権予選、セルビア対アルバニアの試合中に「大アルバニア主義」を示す旗が装着された無人機がピッチ内に入ったのをきっかけに選手同士の乱闘に発展し、前半41分で試合が打ち切られた事件で、欧州サッカー連盟(UEFA)は24日、この試合を3-0でセルビアの勝利とした上で、勝利により与えられる勝ち点3をはく奪する処分を下した。
またUEFAは、セルビアに欧州選手権予選の次の2試合を無観客試合として開催するよう命じ、さらにセルビア、アルバニア両国のサッカー協会に10万ユーロ(約1370万円)の罰金を科した。
無人機に取り付けられた旗に記された「大アルバニア主義」は、2008年にセルビアから独立を宣言したコソボも含め、アルバニア人居住地域の拡大を目指す思想で、セルビアの選手がピッチに入ってきたこの旗をつかんだのをきっかけに乱闘に発展した。
アルバニアのサッカー協会は、今回の処分は重すぎるとして不服申し立てを行う意向だ。