米スポーツ誌に「ぽっちゃり」モデル水着特集、現実により近く
(CNN) 米定番スポーツ誌「スポーツ・イラストレイテッド(SI)」が毎年恒例の水着特集に、初めて「プラスサイズ」のモデルを起用した。
3日発売された2015年版の水着特集に新人モデルとして登場したのはロビン・ローリーさん。昨年までは、プラスサイズ水着のメーカー「スイムスーツ・フォー・オール」と組んで、SIの表紙の痩せたモデルをプラスサイズモデルに入れ替えた写真を発表していた。
ローリーさんのサイズは12号。米国女性の平均の14号に比べればまだ小柄だが、ファッション界では8号でさえ「大柄」扱いされかねない。ローリーさんの起用でSI誌は大部分の女性の現実に少し近づいた。
確かに同誌の水着特集に登場するような痩せたモデルと極小水着が現実を反映したものとは誰も思っていない。しかしローリーさんたちは、ごくわずかな痩せたモデルによって美の概念が出来上がってしまうことを拒んだ。
今年の特集号はさらに、大柄モデルのアシュリー・グレアムさんを起用したスイムスーツ・フォー・オール社の広告も掲載されている。
別のモデル、テス・ホリデーさんは最近、英ロンドンのモデル事務所と契約した。ホリデーさんのサイズは22号。2013年に開設したインスタグラムのページでは、自分の体形や外観を好きになろうと女性に呼び掛け、メディアの注目を集めている。