ホームレスとファッション誌 ヴォーグ編集者の投稿写真が物議
(CNN) ファッション誌「ヴォーグ」の編集者が、パリの街角で同誌を読むホームレス男性の写真をインターネット上に投稿し、「悪趣味」との批判を浴びた。
ヴォーグの編集を統括するエリーザベト・フォン・トゥルンウントタクシス氏は7日、新作コレクションの取材で訪れたパリから問題の写真を投稿。「パリは驚きに満ちている。こんな所にもヴォーグ誌の読者が」とコメントを添えた。
これをファッション情報サイト「ファッショニスタ」が取り上げ、同氏の感覚がいかに「ずれて」いるかを示す一例だと酷評した。
写真への感想にも「恥ずかしい」「残酷」「悪趣味」と批判する言葉が並んだ。
トゥルンウントタクシス氏はコメント欄で「どこが残酷? 私はこの人にも威厳を感じるけど」と反論。「写真には何の問題もない」といった意見も書き込まれたものの、約5時間後に写真自体が削除された。
CNNは同氏とヴォーグにコメントを求めたが、返答は得られていない。