「タイタニック号が衝突した氷山」の写真が競売へ
(CNN) 1912年に沈没した豪華客船、タイタニック号の事故の原因になったとみられる氷山の写真が、今月24日に競売にかけられることになった。
写真は白黒で、大きさは40センチ×50センチ。雲がほとんどない晴天の下、静かな海に浮かぶとがった氷山の姿が写っている。
タイタニック号は1912年4月14日深夜、北大西洋で氷山に激突して沈没した。写真は翌朝、付近を通過した船の司厨(しちゅう)長が撮影したという。
タイタニック号はすでに完全に沈んでいて、船員らは事故のことを知らなかった。写真に添えたメモには、氷山の片側に船が衝突したことを示す赤いペンキの跡が「はっきり見えた」と書かれ、司厨長と船員3人が署名している。
専門家らによれば、氷山に衝突した船のペンキがつくことは十分に考えられ、それが水面より上の部分で気温も低ければ1日以上残る可能性もあるという。