盗作批判の中国アニメ、続編を制作へ 来夏公開の見通し
だが卓氏は、「訴訟は2作目の制作に全く影響していない」と強調する。
卓氏は、昨年の作品を制作する前にカーズのシリーズは全く見ていなかったと主張。さらに、続編は「筋立ても主要キャラクターも1作目とはがらりと変えて、はるかに質の良い映画にする」「今回はハリウッドのやり方を参考に大ヒットを目指す」と語った。
同氏によれば、1作目は酷評だったにもかかわらず、300万元(約5100万円)以下の制作費に対して2倍の興行収入があった。今回はさらに予算を5000万~6000万元と大幅に増やし、中国らしい要素をふんだんに取り入れた作品にするという。
中国のソーシャルメディア上でも、卓氏は「批判が続編制作の原動力になった」などと発言。続編は「ワールドクラスの映画」として世界各国に配給したいと意気込みを見せる。「車を使ったアニメで良い作品を作れるのはピクサーやディズニーだけだなんて、だれが決めたというのだ。我々にもできる」と、強気の構えを示している。