急逝のプリンスさん、遺言残さず 妹が相続確認の申し立て

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プリンスさんが遺書を残さなかったとして妹が相続確認の申し立てを行った

プリンスさんが遺書を残さなかったとして妹が相続確認の申し立てを行った

ニューヨーク(CNNMoney) 21日に急死した米ミュージシャン、プリンスことプリンス・ロジャーズ・ネルソンさんが遺書を残していなかったことが、妹のタイカ・ネルソンさんが26日に裁判所に提出した書面で明らかになった。

タイカさんは、プリンスさんの自宅兼スタジオ、ペイズリー・パークがあるミネソタ州カーバー郡の裁判所に遺産相続確認の申し立てを行った。

申立書の中でタイカさんは、「遺言の存在は確認していない。故人がいかなる形においても遺言書を残していたとは考えられない」と記している。

プリンスさんの資産は推定で時価3億ドル(約330億円)と伝えられる。急死を受けてアルバムなどが爆発的に売れていることから、資産総額はさらに膨らむ見通しだ。

プリンスさんと同じ両親から生まれた兄弟姉妹はタイカさんのみ。相続人となる配偶者はおらず、存命の子どもも両親もいない。

父または母が共通する兄弟姉妹は5人いて、全員の名が相続人として申立書に記載された。タイカさんは、遺産分割を管理する特別管財人の任命を要請した。

ミネソタ州の州法では、遺言がなければプリンスさんの遺産はタイカさんと兄弟姉妹が相続することになる。レコードレーベルNPGの管理や、何千もの未発表曲の扱いも相続人に委ねられる。

有名人の遺産相続は、遺言があってもなくても泥沼状態に陥ることもある。2009年に死去したマイケル・ジャクソンさんの場合、母のキャサリン・ジャクソンさんが裁判所に相続の申し立てを行ったが、審理が進む中でジャクソンさんが数年前に信託を残していたことが明らかになった。

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