国立劇場が「PPAP」の邦楽版、動画に反響
同担当者によると、歌舞伎俳優の尾上菊五郎が昨年12月、初春歌舞伎公演の制作発表で、PPAPを公演に取り入れるかもしれないと話したことがきっかけになった。広報チームが話を持ち掛けたところ、奏者たちも喜んで応じ、3時間に及ぶ即興セッションで国立劇場版が完成したという。
ピコ太郎自身も「ピコ太郎と日本伝統芸能の素晴らしいコラボだピコ」「日本の真面目さとばかばかしさが『アー』とくっついた」と、パロディーを歓迎している。
ユーチューブのコメントの中には、歌舞伎がもともと庶民の娯楽だったことを指摘し、「むしろ原点回帰」とみる意見もあった。
広報担当者はCNNとのインタビューで、日本の若者が伝統芸能にもっと関心を持ってくれるよう、何か新しいこと、意外性のあることに挑戦したかったと説明。「日本でピコ太郎を知らない人はいない。わが家の3歳の子どもも知っています」と話した。