ジョージ・マイケルさんの死因は心筋症 検視結果
(CNN) 英国の検視当局は9日までに、昨年12月のクリスマス当日に死去した英国の人気シンガー・ソングライター、ジョージ・マイケルさん(当時53)の死因は拡張型心筋症などとみられるとの検視結果を発表した。
マイケルさんの自宅があったオックスフォードシャーの検視当局幹部は死因の確定を受け、事件性の有無などを調べる捜査は終結するとの声明を発表した。英国のPA通信が伝えた。
同幹部はまた、肝臓肥大の症状なども見られたと述べた。英国の心臓疾患支援財団によると、拡張型心筋症は体内に血液を効果的に供給する機能を阻害する。同国の国民保健サービス当局によると、アルコール摂取に無関係の肝臓肥大は体重過多や肥満の人間によく見られる症状。アルコール類の過剰摂取で肝臓機能が弱った後でも発症するという。
マイケルさんの遺体はパートナーである男性がオックスフォードシャーの自宅内のベッド上で発見していた。家内にはマイケルさん独りしかいなかったとされる。マイケルさんのマネジャーは当時、心臓疾患による死去の可能性に言及していた。
マイケルさんは近年、健康障害を抱えていたとされる。薬物乱用の過去を率直に打ち明けたこともあった。