ワイルド・スピード新作、初週の興収で世界記録 577億円
ニューヨーク(CNNMoney) 北米や中国などで14日に公開された米映画「ワイルド・スピード ICE BREAK」は、初週末の世界での興行収入が史上最高を記録したとみられる。
配給元のユニバーサル・ピクチャーズが推定額として発表した初週末の興収は5億3250万ドル(約577億円)。これまでの最高記録は2015年に公開された「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」の5億2900万ドルだった。
ただし、「スター・ウォーズ」は世界第二の映画市場とされる中国での公開が1カ月遅かったという事情がある。これに対して「ワイルド・スピード」は中国、英国、メキシコを含む世界63カ国・地域で一斉に公開された。
興収の内訳は米国内が1億20万ドル、国外が4億3230万ドル。国外の過去の最高記録は15年公開の「ジュラシック・ワールド」が樹立した3億1600万ドルだったが、これを大きく上回った。
さらに中国でも、初週末の興収の最高記録を塗り替える額となった。
同作品は16年前にスタートしたシリーズの第8弾。ユニバーサル・ピクチャーズは19年に第9弾、21年に第10弾を公開すると発表している。