俳優ダニエル・デイ・ルイスが引退表明、オスカー受賞3度

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ダニエル・デイ・ルイス、輝かしい業績を振り返る

(CNN) 英国生まれの俳優でアカデミー賞主演男優賞を過去3回受賞したダニエル・デイ・ルイスさん(60)が22日までに、俳優業からの引退を公式に表明した。代理人が声明で述べた。

最後の主演作は、今年後半に公開予定の「Phantom Thread」となる。

米芸能界の専門紙「バラエティー」に宛てた声明は、デイ・ルイスさんは「長年の仕事の協力者や観客に非常に感謝している」と指摘。引退は個人的な事柄であり、本人や代理人はこの問題について新たなコメントは出さないとした。引退の理由についても触れていない。

デイ・ルイスさんはこれまで、「マイ・レフトフット」(1989年)、「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」(2007年)、「リンカーン」(2012年)で3度、アカデミー賞主演男優賞を受賞。3度の受賞は過去最多となっている。

「父の祈りを」(1993年)や「ギャングス・オブ・ニューヨーク」(2002年)の2作でもアカデミー賞候補に選ばれた。ゴールデングローブ賞も2度獲得している。

俳優歴は約40年に達し、最初はシェークスピア原作の演劇が主要舞台だった。クレジットに名前が出た映画への初出演は1982年の「ガンジー」だった。

2014年にはナイトの爵位が授けられていた。現在は妻で女優のレベッカ・ミラーさんと一緒にアイルランドに住んでいる。ミラーさんは映画監督としても知られ、デイ・ルイスさんは妻の作品である「The Ballad of Jack and Rose」に出演してもいた。

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