「スパイ大作戦」の米俳優マーティン・ランドー氏が死去 89歳
(CNN) 1960年代のテレビシリーズ「スパイ大作戦」に出演し、ティム・バートン監督の「エド・ウッド」でアカデミー賞を受賞した米国の俳優、マーティン・ランドー氏がこのほど死去した。89歳だった。
広報担当者の声明によれば、ランドー氏は15日、短期入院中のロサンゼルスの病院で突発的な合併症のため死去した。
ランドー氏は1928年6月28日、ニューヨーク・ブルックリンで生まれた。風刺画家として地元新聞で働いた後、俳優に転身。60年代に放送された「スパイ大作戦」で変装の名人ローラン・ハンドを演じ、人気を集めた。
映画情報サイト「IMDb」によるとこの作品でランドー氏はエミー賞に3度ノミネート。68年にはゴールデングローブ賞のテレビドラマ部門で男優賞を獲得した。
映画ではアルフレッド・ヒッチコック監督の「北北西に進路を取れ」やフランシス・コッポラ監督の「タッカー」などに出演。94年にはジョニー・デップ主演の「エド・ウッド」で、年老いたかつてのホラー映画俳優、ベラ・ルゴシを演じ、アカデミー賞助演男優賞に輝いた。
広報担当者によると葬儀は近親者のみで行われる。8月か9月には告別式が営まれる予定だという。