スペイン王妃のブルーダイヤ、初の競売に 300年の歴史経て
(CNN) 18世紀のスペイン王妃に贈られ、7世代にわたって欧州を転々としてきた6.16カラットのブルーダイヤモンドが、初めてオークションにかけられることになった。
「ファルネーゼ・ブルー」は、伝説のブルーダイヤ「ホープダイヤモンド」と同じインドのゴルコンダ原産。1715年、スペイン国王のフェリペ5世と結婚した王妃エリザベッタ・ファルネーゼに贈られた。
その後、子孫たちの結婚とともにスペインからフランス、イタリア、オーストリアへと長い旅をすることになる。
イングランド王チャールズ2世のネクタイピンや、フランス王妃マリー・アントワネットのものとされるティアラを飾ったこともある。だがそれ以外の時期は、親族や手入れをする宝石職人のほかに知る人もないまま受け継がれてきた。