Bミュンヘン、選手の仮装写真をSNSから削除 人種差別の非難受け
(CNN) サッカーのドイツ1部リーグの名門、バイエルン・ミュンヘンは2日までに、選手が参加したハロウィーンの仮装パーティーの写真をクラブの公式ツイッターから削除した。選手1人の扮装に対し、人種差別的だとの非難が相次いだためとみられる。
問題の写真では骸骨などのメイクを施した大勢の選手たちの中に、アラブの装束を身につけてサングラスをした人物が写っている。口ひげをたくわえたこの人物は箱を1つ抱えている。
箱には危険物であることを示すシールが貼られており、複数の電線らしきものが飛び出している。
ツイッター上にはこの写真を人種差別的だとする非難の声が殺到。ユーザーからは「本気か? 爆破犯人(?)に仮装するって」、「むかむかする。アラブ人がみな爆破犯人というわけではない。仮装している方は楽しいかもしれないが、他人にどんな印象を与えるかが分かっていない」といった書き込みが寄せられた。
バイエルンはすぐに写真をツイッターから削除した。チームに所属するブラジル代表のラフィーニャ選手は自身の公式ツイッターアカウントに謝罪のコメントを投稿。「ハロウィーンは怖さの中でお祝いする行事だから、仮装も大げさなものになる。自分の仮装で誰かを怒らせたり傷つけたりするつもりはなかった」と説明した。
ドイツ屈指の強豪として知られるバイエルンは、昨シーズンまでリーグ戦を6連覇。今シーズンはここまで首位ボルシア・ドルトムントに勝ち点2差の2位につけている。