タイガー・ウッズ、マスターズで優勝 11年ぶりのメジャー制覇
(CNN) 男子ゴルフの今季メジャー第1戦、マスターズ・トーナメントは14日、米ジョージア州オーガスタで最終ラウンドが行われ、タイガー・ウッズ(43)が優勝を遂げた。ウッズのメジャー制覇は2008年の全米オープン以来11年ぶりで、通算15勝目。マスターズでの優勝は2005年以来。
かつて一時代を築いたウッズにとってはうれしい復活劇となった。ウッズはここ数年、けがに悩まされて低迷し、2017年には脊椎(せきつい)固定の手術を受けた。2018年に5年ぶりの優勝を果たすなど復調の兆しを見せていた。
ウッズは今回のマスターズ制覇によって、ジャック・ニクラウスが持つメジャー優勝の最多記録18勝にあと3勝と迫った。
ウッズはまた、ニクラウスと同じく、3つの異なる十年代でマスターズに勝利した選手となった。ウッズのマスターズ初制覇は1997年の21歳のときだった。
王者の証しであるグリーンジャケットを着たウッズは式典で、「昨年、わたしは再びプレーができてとても幸運だった。歴代の優勝者が集まったディナーに出席したときにはこの偉大なトーナメントで何年もプレーしておらず本当に苦労していたが、いまは私はチャンピオンだ。勝利の間に20年が過ぎたが、これは長い時間だ。私にとってこれを経験したことは現実とは思えない。母がここにいた、1997年と同じように。何といっていいかわからないくらい幸せで興奮している」と述べた。