オルティス氏銃撃、85万円提示され犯行か ドミニカ警察
ドミニカ共和国サントドミンゴ(CNN) 米大リーグのボストン・レッドソックスで活躍したデービッド・オルティス氏が銃撃を受けた事件で、母国ドミニカ共和国の警察は13日までに、容疑者たちは40万ドミニカペソ(約85万円)を提示され犯行に及んだとの見方を示した。
司法長官によると、事件では実行犯とみられるロルフィ・フェレイラ・クルス容疑者(25)が新たに逮捕された。警察は声明で、フェレイラ・クルス容疑者が犯行を自供したとしている。
当局はフェレイラ・クルス容疑者の他に6人が事件に関与したとみている。ドミニカ国家警察の長官は、12日の時点で逃亡を続けているのは1人だけだと明らかにした。
容疑者グループの罪状は不明だが、捜査員は殺人未遂事件として扱っている。
警察によると、捜査員はマオにある容疑者の1人の自宅から、埋められていた火器を回収したという。
事件は9日、首都サントドミンゴのナイトクラブで発生。襲撃直後にエディ・ウラジミール・フェリス・ガルシア容疑者が逮捕され、11日遅くに出廷した。
フェリス・ガルシア容疑者は実行犯をバイクに乗せて現場まで運んだ疑いが持たれている。実行犯は銃撃後、銃を手にしたまま現場から逃走したという。
オルティス氏は治療継続のため、米マサチューセッツ州ボストンの病院に空路搬送された。妻の声明によると、現在は集中治療室で回復中だという。