「アベンジャーズ/エンドゲーム」が歴代興収首位に、「アバター」抜く
ニューヨーク(CNN Business) 世界的にヒットを飛ばしたマーベルのスーパーヒーロー映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」が歴代の興行成績で、これまで1位だった「アバター」(2009年公開)を抜いて、首位に立つ見通しであることがわかった。米ディズニーが明らかにした。
ロバート・ダウニー・ジュニアやクリス・エヴァンスが出演するエンドゲームはこれまで全世界で27億8900万ドル(約3000億円)以上を稼いだ。
ウォルト・ディズニー・スタジオのアラン・ホルン会長は声明で、マーベルとディズニーのチームに祝意を伝えるとともに、歴史的な高みにまで作品を引き上げてくれた世界中のファンに感謝を述べた。
エンドゲームは、これまでも興行成績で、「タイタニック」や「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」といった作品を上回ってきていた。
ボックスオフィス・ドット・コムのチーフアナリスト、ショーン・ロビンス氏はCNN Business の取材に対し、エンドゲームによって、マーベルのスーパーヒーロー映画が共有している世界「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」は映画ファンに引き継がれる現代の神話の土台となったと指摘。これまでのファンは、11年にわたって続く、エピソードがからまり合った映画の旅を体験したことはなかったと付け加えた。
エンドゲームは4月下旬に公開。公開初週の世界興収は12億ドルと過去最高を記録したほか、興収10億ドル突破はわずか5日間で達成した。