銃撃犯にタックルした大学生、SWのジェダイに 同名のキャラクター作成
(CNN) SF映画「スター・ウォーズ」シリーズの製作を手掛ける米ルーカスフィルムはこのほど、ノースカロライナ州の大学で銃撃犯にタックルして死亡した男性をたたえて、男性と同名のキャラクターをつくり出した。CNN系列局のWLOSが伝えた。
ライリー・ハウエルさん(享年21)はノースカロライナ大学シャーロット校に在学中の4月、教室内で発砲した銃撃犯にタックルして命を落とした。当局はこの時のタックルにより、居合わせた人の命が救われたとの見方を示している。
WLOSはルーカスフィルムの広報の話として、地元の一家からハウエルさんについて伝えられたことがきっかけとなり、同社なりの支援方法としてキャラクター作成に取り組んだと伝えた。
新キャラクターの名前は「ライ・リー・ハウエル」。ファンサイトによれば、「ジェダイマスターにしてジェダイ騎士団の歴史家」としてフォースの探求に関する証言を集めたとされる。今年公開された映画「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」の関連書籍に初めて名前が登場した。
ハウエルさんの交際相手だった女性はWLOSの取材に、「彼がジェダイマスターにして英雄だというのは、みんな言っていたこと」と語る。
ハウエルさんの5歳の誕生日はスター・ウォーズがテーマだった。ケーキには複数の人形が載っていて、ハウエルさんは全キャラクターの名前を声に出せるよう、周囲に静かにしてもらっていたという。
家族が死の1カ月後にルーカスフィルムから受け取った手紙には、ハウエルさんの勇気と無私の精神に触発され、人々の内なるジェダイが引き出されていると書かれていた。