「ジェネシス」が再結成、年内に13年ぶりのツアー
ロンドン(CNN) 英国のロックバンド「ジェネシス」は4日、再結成を発表し、13年ぶりとなるツアーを今年、英国各地で実施する計画を明らかにした。
メンバーのフィル・コリンズさん、トニー・バンクスさんにマイク・ラザフォードさんが英BBC放送のラジオ番組に出演して述べた。公演では3人に、コリンズさんの18歳の息子ニコラスさんがドラム、活動を長年共にしてきたダリル・ステューマー さんがギターやベースの奏者として加わる。
バンドを1975年に離れた創設メンバーのピーター・ガブリエルさんは復帰しない。
ジェネシスは1967年、イングランド・サリー州にある全寮制の学校「チャーターハウス」で結成。その後、「インビジブル・タッチ」などのヒット曲を飛ばし、人気バンドとなった。
コリンズさんは70年にドラマーとして加入。ガブリエルさんが抜けた後、ボーカル担当に転じていた。バンドが96年に分裂した後、ソロ活動に専念していた。
バンドは2007年に活動を再開し、結成40周年を祝うツアーを実施。コリンズさんによると、この公演にはバンドとして最後の別れを告げる意味合いがあったという。
コリンズさんは多くの健康問題に悩まされていたが、18年のローリング・ストーン誌との会見では息子のニコラスさんがドラマーとして迎え入れられるのならバンドの再結成を考慮するとも表明していた。自らはドラマーとしてもう通用しないとの理由も示していた。
ジェネシスは10年に「ロックの殿堂」入りを果たしていた。