サッカー元イタリア代表のパオロ・ロッシさん、64歳で死去 82年W杯得点王
(CNN) イタリアが生んだ偉大なサッカー選手、パオロ・ロッシさんが64歳で死去した。国営イタリア放送協会(RAI)が伝えた。
ロッシさんは、1982年のワールドカップ(W杯)スペイン大会でイタリア代表を優勝に導いた活躍で知られる。大会通算6ゴールを挙げ、得点王と最優秀選手賞(MVP)を獲得。2次リーグのブラジル戦ではハットトリックも達成した。
ロッシさんの妻のフェデリカ・カッペレッティさんは、自身のインスタグラムにロッシさんとの写真を投稿。イタリア語で「永遠に」と書き添えた。ロッシさんの死因は明かさなかった。
ロッシさんはイタリアサッカー史上最高の選手の1人と広く目されている。クラブレベルではユベントス所属時代に国内リーグのセリエAを2度制覇したほか、欧州カップと国内カップで1度ずつ優勝を果たした。
現役引退後はRAIで解説者を務めた。RAIはコメントを発表し、人々を夢中にさせたスター選手であり、かけがえのない同僚でもあったと、ロッシさんの死を悼んだ。
先月25日には、アルゼンチンのサッカー界のレジェンドで86年のW杯メキシコ大会を制したディエゴ・マラドーナさんが死去。W杯の歴史に名を残す2人の優勝経験者が、2週間で相次ぎこの世を去ることとなった。