フェラーリ、初の女性育成ドライバーを選出
(CNN) フェラーリ・ドライバー・アカデミーは25日までに、マヤ・ウィーグさん(16)を育成ドライバーとして選出したと明らかにした。フェラーリ・ドライバー・アカデミーとしては初めての女性の育成ドライバーとなる。
ウィーグさんは、フェラーリと、モータースポーツを統括する国際自動車連盟(FIA)との若手ドライバーの育成プログラム「ガールズ・オン・トラック-ライジング・スターズ」の最終ステージで選ばれた。
フェラーリの本拠地があるイタリア・マラネッロで開催されたキャンプでウィーグさんは他の参加者3人に勝利した。
これにより、ウィーグさんは、才能を持った若手がモータースポーツでキャリアを積むための準備をするアカデミーへの入学資格を得た。アカデミーからはこれまで4人のドライバーがフォーミュラワン(F1)へ進んでいる。
ウィーグさんは「この日を決して忘れない。フェラーリ・ドライバー・アカデミーに参加する最初の女性ドライバーになれてとてもうれしい」と語った。
ウィーグさんはオランダ国籍で、ベルギー人の母親とオランダ人の父親を持ち、スペインで生まれた。ゴーカートレースを7歳で始めた。
これまでにF1のグランプリに参戦した女性ドライバーは、1958年のマリア・テレーザ・デ・フィリッピスさんと、1975年のレラ・ロンバルディさんの2人だけとなっている。