「スーパーボウル」観戦は安全に 米CDCがガイドライン
(CNN) 米プロフットボールリーグ(NFL)の年間王者を決める試合「スーパーボウル」の開催を控え、米疾病対策センター(CDC)が安全な観戦を呼び掛けている。
スーパーボウルには大規模なパーティーなどが付き物だが、保健当局者は人々に対して新型ウイルスの感染拡大を阻止できるように安全な場所にとどまることを求めている。
CDCはまず、試合は自宅で一緒に住んでいる人と観戦するよう忠告している。
CDCはガイドラインを発表し、スーパーボウルを含む大規模な集まりへの参加は新型コロナウイルスの感染や流行拡大の危険性を高めると指摘した。
少人数の観戦パーティーをする場合には屋外で行い全員がマスクを着用することとしている。アルコールによって新型コロナウイルス対策を守らなくなる可能性があることからアルコールの摂取も制限するよう呼び掛けている。
さらに、プロジェクターを使って試合を流して、一緒に住んでいない人とは少なくとも6フィート(約1.8メートル)の距離を取ることとしている。
パーティーやより大規模なイベントに参加する場合にはさらなる予防措置を求めている。
マスクの着用のほかにも、施設が安全措置を取っているかどうか電話で事前に確認することや、ハーフタイムや試合終了直後など人が増える時間帯にはトイレや売店を避けること、声援を送るのではなく足踏みや拍手などで応援することなどを呼び掛けている。
第55回スーパーボウルはフロリダ州タンパでカンザスシティー・チーフスとタンパベイ・バッカニアーズが対戦する。スタジアムではワクチン接種を受けた医療従事者7500人を含む2万2000人のファンが試合を観戦する見通し。