「ワイルド・スピード」最新作、興収77億円 コロナ禍の北米初週で最多
ニューヨーク(CNN Business) 人気映画シリーズ「ワイルド・スピード」の最新作が北米市場で公開され、公開初週の週末興行収入が推計7000万ドル(約77億5000万円)に上ったことがわかった。配給元のユニバーサルが明らかにした。新型コロナウイルスが流行して以降の興行収入としては最大規模となった。
最新作の「ワイルド・スピード/ジェットブレイク」はシリーズ9作目で、ヴィン・ディーゼルらが出演している。
今回の興行収入は市場予想を上回っただけでなく、初週の興収としては2019年公開の「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」以降で最大となった。
最新作の初週の興収は、19年公開のスピンオフ作品「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」の6000万ドルを上回った。シリーズ8作目にあたる「ワイルド・スピード ICE BREAK」(17年)の9800万ドルは下回ったが、新型コロナウイルス流行前と比較しても堅調な数字といえそうだ。
海外では先月公開されており、全世界で4億500万ドルの興収をあげている。
夏季の映画シーズンはこれまでのところ浮き沈みがあるが、ワイルド・スピード最新作の成績は新型コロナウイルスの流行で収入が落ち込み立ち直ろうとしている映画業界にとって重要だ。
ワイルド・スピードのシリーズ全体の世界興収は60億ドルと、映画業界でも最も人気のシリーズのひとつとなっている。