米サンフランシスコからホノルルまでの手漕ぎボート競争、最速記録誕生
(CNN) 米サンフランシスコ(SF)からハワイ州ホノルルまでの2400カイリ(約4445キロ)の区間を手漕ぎボートで争う「グレート・パシフィック・レース」がこのほど実施され、選手4人のチーム「Lat35レーシング」が30日間と7時間半の世界最速記録を樹立した。
同レースによると、これまでのギネス世界記録を約9日間縮めた。レースは選手2人と選手4人の部門があり、洋上で支援などはない。レースの公式サイトは、世界で最も過酷な試練が待ち受けるレースの1つと説明している。
優勝したボートは今年5月31日にサンフランシスコを出港し、先月30日にホノルルへ到着した。
チームの主将のジェイソン・コールドウェルさんは地元テレビ局KITVに、4人が交替で漕ぎ続けることが出来ると説明。1日24時間前へ進み続け、1人が1日12時間漕ぎ続けたという。
4人はレース参戦前と終了後にそれぞれ体重を量っていたが、レース後に計34.6キロ減っていたことがわかった。レース中には1日5000カロリーに相当する食事を摂取していたという。