ジョコビッチ、東京五輪出場へ 「ゴールデンスラム」を依然視界に
(CNN) 男子プロテニスのノバク・ジョコビッチ(セルビア)は15日、ツイッターで東京五輪に参加する意向を表明した。11日に行われたウィンブルドン選手権決勝の後の時点では、五輪参加は「五分五分」との見通しを示していた。
ジョコビッチはツイッターで、「東京行きの便を予約した。誇りをもってセルビアの五輪代表チームに加わるつもりだ」と述べた。
ジョコビッチは今年すでに全豪オープンと全仏、ウィンブルドンを制しており、東京五輪で金メダルを獲得して全米でも優勝を果たせば、男子史上初の「ゴールデンスラム」達成となる。
1年間に4大大会と五輪を総なめにしたテニス選手は、女子のシュテフィ・グラフのみ。グラフは1988年にこの偉業を達成した。
ジョコビッチはウィンブルドンで優勝した後、無観客での開催や新型コロナウイルス対策の厳しい規制を理由に、五輪出場は「五分五分」だと述べていた。
ジョコビッチはロジャー・フェデラーやラファエル・ナダルと並び、男子テニスの4大大会シングルスで最多20勝を誇る。
東京五輪は7月23日に開幕する予定。全米オープンはニューヨークで8月30日から9月12日にかけて開催される。