テニスのフェデラー、五輪欠場を表明 膝の怪我を理由に
(CNN) 五輪出場4回を誇る男子テニスのロジャー・フェデラー(スイス)は13日、東京五輪を欠場すると表明した。膝(ひざ)の状態悪化により欠場の決断を余儀なくされたと説明している。
39歳のフェデラーは昨年、2回にわたって膝の手術を受けていた。
フェデラーは声明で、「とても失望している。スイス代表として五輪に出場するのは毎回、名誉なことであり、私のキャリアの節目になってきたから」と言及。今年の夏後半のツアー復帰を目指してすでにリハビリを始めたことを明らかにした。
4大大会(グランドスラム)優勝20回を誇るフェデラーは2000年から12年にかけて毎回五輪に出場し、08年北京大会の男子ダブルスで金メダル、12年ロンドン大会の男子シングルスで銀メダルを獲得した。16年大会は膝のけがを理由に欠場していた。
直近ではウィンブルドン選手権でプレーしたものの準々決勝で敗退した。グランドスラム優勝は18年1月の全豪オープンが最後となっている。
今夏の東京五輪を巡っては、金メダル獲得のチャンスがありながら様々な理由で欠場するテニス選手が増えている。
グランドスラム優勝20回を誇るラファエル・ナダル(スペイン)、セリーナ・ウィリアムズ(米)、ドミニク・ティエム(オーストリア)、シモナ・ハレプ(ルーマニア)、ニック・キリオス(オーストラリア)、ビアンカ・アンドレースク(カナダ)、デニス・シャポバロフ(カナダ)がこれまでに欠場の意向を表明した。