ドーピング論争再燃、米競泳選手が「100%クリーン」か疑念示す ROCは反論
マーフィーはその後、リロフや銅メダルを獲得した英国のルーク・グリーンバンクと並んで記者会見に臨み、自身の発言は水泳界のドーピングについて広く言及したものだったと説明。今回のレースはクリーンだったと思うかとの質問には、「いら立たしいのは100%の確信をもってその質問に答えられない点だと思う」「過去のことがあるので、100%クリーンかは分からない」と答えた。
また、「明確にしておかなければならないのは、私はここで何か特定の主張をしたいわけではない。ルークとエフゲニーにはおめでとうと言いたい。彼らはすばらしい泳ぎをした。2人とも非常に才能のあるスイマーだ」とも述べた。
グリーンバンクもマーフィーに共感して「自分が闘っている相手がクリーンかどうか分からないという明らかに難しい状況があるが、それはスポーツの一部のようなものだと思っている。いら立ちはあるが、レースと自分のコントロールできるものに集中しなければならない」と述べた。
マーフィーの回答に対するコメントを求められたリロフは、「私は常に公正なスポーツ、公正な競争を支持してきた。だから常に薬物検査を受けているし、ADAMS(世界反ドーピング機関のデータベース)のフォーム入力も欠かしていない」と返答。