「スラックライン」の達人、エッフェル塔からセーヌ川対岸へ綱渡り

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エッフェル塔からセーヌ川の対岸までの綱渡りを披露したナタン・ポーランさん=18日、フランス・パリ/Alain Jocard/AFP/Getty Images

エッフェル塔からセーヌ川の対岸までの綱渡りを披露したナタン・ポーランさん=18日、フランス・パリ/Alain Jocard/AFP/Getty Images

(CNN) 仏パリで先週末、空中に張った伸縮性のあるベルト上を綱渡りする「スラックライン」の達人が、エッフェル塔からセーヌ川の対岸まで約30分間の演技を披露し、見物人らの喝采を浴びた。

ナタン・ポーランさん(27)は18日と19日の午後、全長600メートルのスラックラインに挑戦。ロイター通信によれば、ベルトは地上70メートルの空中に張られた。ポーランさんはベルトの上で座ったり、横になったりしながらセーヌ川を渡り、ゴールのシャイヨー国立劇場に到達した。

ポーランさんは2017年にも、テレビのチャリティーでエッフェル塔から似たようなルートを渡り、都市部で命綱を着けた高所のスラックラインとして男子の世界最長記録を樹立していた。

今回は仏振付家ラシッド・ウランダン氏の協力で、シャイヨー国立劇場が主催。先週末の「欧州文化遺産の日」と、24年パリ五輪に向けた文化プログラム「文化オリンピアード」のスタートに合わせたイベントの一環として実施された。

ポーランさんは11年にスラックラインを始め、複数の世界記録を持っている。これまでの最長記録は1662メートル。仏南部の中央高地で地上300メートルのベルトを渡った。集中力を高めて体を自在に操ることで、「真の内なる平和」が得られると話している。

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