フランスが賭けに出た「ワクチンパス」、義務付けの効果は

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記者会見でフェイスマスクを着用するフランスのマクロン大統領=6日、フランス・パリのエリゼ宮(大統領府)/Chesnot/Getty Images

記者会見でフェイスマスクを着用するフランスのマクロン大統領=6日、フランス・パリのエリゼ宮(大統領府)/Chesnot/Getty Images

パリ(CNN) 米国のバイデン大統領が発表した新型コロナウイルスワクチンの義務付けに対し、国民の多くが効果に疑問を投げかけている。一方、フランスでは、マクロン大統領が打って出た賭けが功を奏しつつある。

フランスでは供給問題などに足を取られて接種開始が遅れたが、春には態勢が整い、5月までに人口の30%に当たる2000万人に1回目の接種を受けさせるという目標を達成した。

しかし7月になると接種率が頭打ちになって症例数が急増。マクロン大統領は、日常生活の大部分にワクチン接種を義務付けると発表した。

記者会見でフェイスマスクを着用するフランスのマクロン大統領=6日、フランス・パリのエリゼ宮(大統領府)/Chesnot/Getty Images
記者会見でフェイスマスクを着用するフランスのマクロン大統領=6日、フランス・パリのエリゼ宮(大統領府)/Chesnot/Getty Images

8月1日現在、同国ではワクチン接種または検査の陰性を証明する「ヘルスパス」を提示しなければ、飲食店に入店したり、長距列車に乗車することができない。約270万人の医療従事者などが9月15日までにワクチンを接種しなかった場合、解雇または無給の停職処分となる。

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