ケニアの陸上選手刺殺、夫が容疑者に
(CNN) ケニアの警察は15日までに、同国の女子陸上長距離走者だったアグネス・ティロップさんが13日に刺殺された事件で、夫を「容疑者」とみていることを明らかにした。
地元の警察署長はAFP通信の取材に答え、夫を容疑者として追跡中だと説明。「容疑者はティロップさんの両親に電話をかけ、間違いを犯してしまったと告げていた。何があったか知っているとみていい」と述べた。
同署長はCNN提携局とのインタビューで、ティロップさんの死亡時の詳細に言及した。
「警察が自宅に駆け付けると、ティロップさんはベッドの中にいた。血がベッドの下へ流れ、床に大きく広がっていた」
「遺体を確かめたところ、首を刺されたようだった。おそらく刃物を使ったのだと思われる」(同署長)
ケニアの国家警察は13日にツイッターで、ティロップさんを「凶悪犯罪」の被害者としたうえで、「迅速かつ広範な捜査」を行うと約束した。
ティロップさんは2017年と19年の世界選手権で1万メートルに出場し、銅メダルを獲得。東京五輪では5000メートルで4位入賞を果たしていた。