「スパイダーマン」新作の初週の興行収入、史上3位の287億円
ニューヨーク(CNN Business) スーパーヒーロー映画「スパイダーマン」シリーズの最新作「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」が北米で公開され、興行収入は推計2億5300万ドル(約287億円)となったことがわかった。ソニーが明らかにした。
この金額は、公開初週の成績としては史上3位で、12月公開の作品としては史上1位となった。また当初の興収予想を1億2300万ドルも上回った。公開初週の興収で今回の金額を上回っているのは2019年公開の「アベンジャーズ/エンドゲーム」と18年公開の「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」のみ。
「ノー・ウェイ・ホーム」は今年公開された映画の中で最も多くの収入をあげた作品となったほか、「スパイダーマン」シリーズとしても、ソニー・ピクチャーズの作品としても最高の成績となった。
コムスコアのシニアメディアアナリストのポール・ダーガラベディアン氏はCNN Businessの取材に対し、「映画館はヒーローを待っていた。スパイダーマンがやって来て、勝利をもたらした」と述べた。
ダーガラベディアン氏は初週の興収について「驚くべきもの」と語り、新型コロナウイルスの流行によって打撃を受けた映画業界にとって精神面でも収入面でも力を与えるものだとの見方を示した。
ソニーによれば、世界全体の興行収入は5億8720万ドル。
今作にはトム・ホランドが演じるピーター・パーカーと、ゼンデイヤが演じるMJが登場し、「マルチバース」からやってきた悪役たちと対決する。