ジョコビッチ選手がSNSに声明 陽性判定後の行動で弁明
ジョコビッチ選手の母親も12日、豪州のCNN提携局とのインタビューで、同選手はイベントに参加する前、「恐らく」陽性の結果を知らなかったはずだと語った。
一方、同選手の弟は11日の会見で、本人が先月16日の時点で陽性を知っていたとの見方を示した。
これまで同選手を擁護してきたセルビアのブルナビッチ首相も、英BBCとのインタビューで、イベント参加前に陽性結果を知っていたとすれば明らかに隔離義務違反だと指摘。ただし結果通知の時期がはっきりしないため、「グレーゾーンがある」とも語った。
入国申告書の記載をめぐっては、直近14日間の渡航歴はないとした申告にもかかわらず、この時期にスペインとセルビアを行き来したとみられる写真が見つかって問題になっている。
ジョコビッチ選手は声明で、虚偽の記載があったことを謝罪する一方、申告書はサポートチームが代理で記入したと述べ、「人為ミスで意図的ではなかった」と強調した。そのうえで、来週から始まる全豪オープンに参加したいとの意向を改めて示した。
豪州への入国時に虚偽の申告をした場合は、最大で禁錮1年の刑を科される可能性がある。同国のホーク移民相は、ジョコビッチ選手の入国ビザを再び取り消す可能性を検討中とされる。