ウクライナのカミンスカ選手、ドーピング違反で資格停止 北京五輪

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資格停止処分となったクロスカントリーのウクライナ代表、V・カミンスカ選手/Maddie Meyer/Getty Images

資格停止処分となったクロスカントリーのウクライナ代表、V・カミンスカ選手/Maddie Meyer/Getty Images

(CNN) 国際検査機関(ITA)は17日、ドーピング検査で陽性反応が出た女子クロスカントリーのワレンチナ・カミンスカ選手(34、ウクライナ)に暫定的な資格停止処分を科したことを明らかにした。

今月10日に採取され、世界反ドーピング機関(WADA)公認の施設で検査された検体から3種類の禁止物質が検出された。ITAによると、陽性の検査結果について報告があったのは15日だという。

検出されたのはアナボリック・アンドロジェニック・ステロイドと2種類の興奮剤で、いずれもパフォーマンス向上作用がある。

ITAの声明によれば、カミンスカ選手はすでに本件について報告を受けた。暫定処分の結果、同選手は北京五輪の期間中、競技出場やトレーニング、コーチング、またはあらゆる活動への参加が禁じられる。

ただ、スポーツ仲裁裁判所の反ドーピング部門(CAS―ADD)に不服を申し立てる権利は有するという。

カミンスカ選手はベラルーシ代表としてソチ五輪と平昌五輪に参加した経歴を持つ。北京五輪では既に3種目に出場している。

北京五輪でドーピング違反を言い渡されたのはカミンスカ選手だけではなく、アルペンスキーのホセイン・サベシェムシャキ選手(イラン)も先週、アナボリック・アンドロジェニック・ステロイドの陽性反応が出て暫定的な資格停止処分を受けた。

だが最も話題になっているのは、フィギュアスケートのカミラ・ワリエワ選手(15、ロシア)の件だ。ワリエワ選手は昨年12月の検査で陽性反応が出たにもかかわらず出場継続が認められている。

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